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アトピー症状を匿名記録、患者間共有できる画像SNS「アトピヨ」

アトピヨ合同会社 (千葉県)

AMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)の実用化研究事業に採択され、共同研究開始。ビッグデータ活用、疾患啓発など製薬会社や医療機関との提携を推進

  • アトピーに悩む人向けの無料の画像SNSアプリを提供
  • アトピー特有の皮膚症状を文字・画像を含めて匿名非公開で記録、また、公開して患者間で共有もできる
  • 症状管理が難しい・精神的負担が重い、というアトピー患者の課題に対して、画像を投稿していくことで症状を記録できる、患者同士が励まし合って前向きになれる、という価値を提供している
  • 日本全国で600万人以上と推定され、増加傾向にあるとされるアトピー患者の課題を解決するサービスである
  • 慢性疾患であるアトピーは、一人で向き合う治療が多く、精神的負担も大きい。ユーザー間の交流により、患者同士が励まし合って前向きになることを支援する
  • 無料・匿名で利用できる。アプリ内は広告非掲載。ユーザーの約3割は20歳未満
  • 通報機能の実装、法人アカウントの禁止、アプリ内からのWebリンク制限、利用規約での宣伝や広告の禁止・アカウント制限などの措置を講じて、安心できる利用環境を提供している
  • 3年にわたる患者会でのボランティア、直接ヒアリング、100名以上へのアンケート調査による課題認識のうえ、アプリの開発、改善を行い、ユーザーの要望に沿った機能を実装
  • アプリのダウンロード数は23,000件、投稿画像は52,000件にまで増加(20233月現在)。広告することなく、日本最大のアトピー患者コミュニティに成長
  • 収集した画像を含めたビッグデータについて、大学病院との共同研究を開始。製薬会社や医療機関とも連携し、治療薬や治療法の開発、疾患啓発への貢献が期待される

身体の部位ごとに画像を時系列表示。症状の経過を見える化する。治療の経過を自身で確認でき、公開もできる

コメント機能を実装。患者同士が悩みや症状を共有できるコミュニティを生成させている

サービスイノベーションの観点から

患者の実態に則したアプリを開発・改善し、悩みを抱えるアトピー患者のコミュニティを作り上げている。革新的で優れた価値提案を顧客が受け入れやすいように、プライバシーや個人情報保護に万全の配慮をするなど、適切に価値共創の仕組みを創り込んでサービスイノベーションを実現している

「価値共創のサービスモデル」からみた特徴

(T2)利用価値共創の仕組みの創り込み
(利用価値共創)

  • 暮らし相談
  • SNS運営
  • BtoC
  • 症状管理
  • アトピー
  • コミュニティ生成
  • 匿名性
  • 情報サービス
  • 画像投稿

組織データ

所在地

千葉県

業種

生活関連サービス、健康・医療・福祉

従業員数

49人以下

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