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現役世代の孤独死と高齢者の孤立を救うICTつながりサービス

特定非営利活動法人エンリッチ (東京都)

「見守りサービス」と「つながりサービス」の概要

  • 孤独死や孤立を救う、LINEを活用したつながりを提供するサービス。3つのサービスを提供

「見守りサービス」 登録者個人(LINEユーザー)を数日ごとの安否確認連絡でエンリッチが見守るサービス。安否確認が24時間プラス3時間経過しても安否確認連絡がない場合、エンリッチが電話をし、生存確認を行う

「つながりサービス」 LINEグループ内に数日ごとに安否確認連絡を送り、グループ内で無事を確認しあうサービス。町会や自治会など地域のグループ内で互いに見守り、支え合うつながりを提供する

「安否通知サービス コネクトハート」 LINEを使った安否通知サービス(有料)。子どもなどの特定の人に通知する

  • 見守りサービス、つながりサービスの提供を通じて得られた経験をもとにコネクトハート(有料)を開発
  • 現役世代の孤独死と高齢者の孤立を救うためにLINEという極めてシンプルな仕組みを使ったサービスを提供
  • 現役世代の孤独死の早期発見が当初のテーマであったが、地域の居場所情報や災害・防災情報の通知、「つながりサービス」内での何気ない会話など、地域のコミュニティツールとして発展している
  • 「つながりサービス」は匿名でも使用可能で、エンリッチに個人情報の提供をする必要もなく、利用のハードルを下げている
  • 元気に社会生活を送っている現役世代にとっては、センサーの設置による警備会社の駆けつけサービスは契約の心理的なハードルが高いが、同サービスはLINEの友達登録だけで手軽に始められる
  • 「誰も取りこぼさない社会」の実現に向けて、仕組みづくりと運用を行う
  • 海外からの利用もある。オーストラリアの日本人高齢者コミュニティが利用している

コネクトハートの仕組み。もしもの場合、離れて暮らす子どもや親族などの特定の人(管理者)に通知が行く

利用者の年代別比率。幅広い年代にわたる

サービスイノベーションの観点から

孤独という現代社会の課題に対して、LINEという極めてシンプルで使いやすい仕組みを用いて有意義なサービスを提供している。革新的で優れた価値提案を顧客が受け入れやすいように、適切に価値共創の仕組みを創り込んでサービスイノベーションを実現している

「価値共創のサービスモデル」からみた特徴

(T2)利用価値共創の仕組みの創り込み
(利用価値共創)

  • 孤独死
  • 情報サービス
  • 暮らし相談
  • SNS運営
  • コミュニティ生成
  • BtoC
  • 匿名性
  • 見守り
  • 孤立解消
  • LINE

組織データ

所在地

東京都 江戸川区

業種

生活関連サービス、健康・医療・福祉

従業員数

49人以下

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