事例検索

家事代行マッチングサービス「タスカジ」サービス成長の鍵は「フリーランスが成長する仕組み」

株式会社タスカジ（東京都）

コミュニティ循環型サービスの運営モデル。フリーランスを活用する他のサービス産業への活用も期待できる

ハウスキーパー（タスカジさん）と、家事をお願いしたい人とをつなぐ、C to Cの家事代行マッチングプラットフォーム。「タスカジさん」は、多彩な家事スキルを活かして働くフリーランス
業界最安値水準（1時間1,500円～）でサービスを提供。シェアリングエコノミー型とし低価格を実現
依頼者はプロフィールとレビューを見て自分にピッタリのハウスキーパーを選び、依頼できる
ハウスキーパーと直接やりとりして希望を伝えることで、自分や家族に合ったサービスや細かい要望もオーダーすることが可能
掃除・料理/作り置き・整理収納・洗濯など、全部で8分野の幅広い業務範囲で家事の依頼ができる（1回3時間固定）

従来、「高価格帯で富裕層が利用するもの」という印象の強い家事代行サービスを、自社ではハウスキーパーを雇用せず、シェアリングエコノミー型のC to Cサービスとすることで一般家庭でも利用しやすい価格帯を実現
タスカジさんはフリーランスで会社と雇用関係にないため品質コントロールが難しいが、「コミュニティ循環型サービス運営モデル」を構築し、タスカジさん同士がコミュニティで相互に学び合い、フィードバックを受ける場を提供することで、それを実現している。学びの場「タスカジゼミ」、オンラインチャットツール「タスカジトーク」、年に一度のオフ会「タスカジさんフェス」など複数の仕組みを通して、タスカジさん同士の知見を共有し、個々のスキル向上につなげる
依頼者がサービス利用後に作成するレビュー評価は、タスカジさん自身へのフィードバックになるとともに次に頼む依頼者への参考となる

サービスイノベーションの観点から

フリーランスのタスカジさん同士が切磋琢磨するための顧客フィードバックや、コミュニティ形成など、提供価値共創を促す仕組みが優れている。持続的に革新を生み出す仕組みを適切に創り込んでサービスイノベーションを実現している

「価値共創のサービスモデル」からみた特徴

（T5）提供価値共創の仕組みの創り込み
（提供価値共創）